1. 名詞
ロシア語の名詞も他のヨーロッパの言語(フランス語・ドイツ語など)と同じように性があり、全ての名詞が男性・中性・女性のいずれかに属します。
どの単語がどの性かを見分ける一番簡単な方法は以下の通りです。
ポイント
男性名詞・・・単語の末尾が子音
中性名詞・・・単語の末尾が о か е
女性名詞・・・単語の末尾が а か я
男性名詞・・・単語の末尾が子音
中性名詞・・・単語の末尾が о か е
女性名詞・・・単語の末尾が а か я
もちろん例外もありますが、最初はこれだけ覚えておけば十分です。
では、練習してみましょう。次の単語を力点(下線部)に注意しながら発音し、同時にそれぞれの性を言ってみましょう。
1. кот / 2. вода́ / 3. ли́лия / 4. зе́ркало / 5. пти́ца
どうでしたか?
全部正しく言えたら、ロシア語の名詞の性はもうバッチリです。
6. молоко́ / 7. со́лнце / 8. сыр / 9. компью́тер / 10. мо́ре
どうでしたか?
全部正しく言えたら、ロシア語の名詞の性はもうバッチリです。
2. 代名詞
私、あなた、彼、彼女・・・。
これら代名詞はロシア語でどういうのでしょうか。
単数 | 複数 | |
一人称 | я |
мы |
二人称 | ты вы |
вы |
三人称 |
он она́ оно́ |
они́ |
ロシア語で「あなた」という時には少し気をつけましょう。
先生・上司・他人など、
「です・ます」をつけて敬語で話す相手には вы。
家族・兄弟・親戚・友達など、
自分より年下や親しい間柄の相手には ты を使います。
ポイント
敬語で話す相手には вы
年下や親しい間柄の相手には ты
敬語で話す相手には вы
年下や親しい間柄の相手には ты
3. 名詞文(A=B)
ロシア語で一番簡単な文。
それは、名詞(代名詞)を2つ並べるだけの文です。
ちょっとやってみましょう。
Я учи́тель. (私は先生です。)
ね、簡単でしょう?
英語の “am” “is” “are” のようなものは必要ありません。
ただ名詞(代名詞)をならべるだけでいいんです。
もし「私も先生です。」と言いたかったら、
助詞の “то́же” をつかって
Я то́же учи́тель.
こう言いましょう。
次は疑問文です。
「彼は先生ですか?」はロシア語で
Он учи́тель?
元の文にただクエスチョンマークがついて、
イントネーションが変わっただけですね。
最後は否定文。
「彼女は先生ではありません。」
Она́ не учи́тельница.
не を名詞の前に置きます。
ちなみに учи́тельница は女の先生という意味の単語です。
では、最後に名詞文のポイントのおさらいです。
ポイント
Я учи́тель. 私は先生です。
Я то́же учи́тель. 私も先生です
Она́ учи́тельница? 彼女は先生ですか?
Она́ не учи́тельница. 彼女は先生ではありません。
Я учи́тель. 私は先生です。
Я то́же учи́тель. 私も先生です
Она́ учи́тельница? 彼女は先生ですか?
Она́ не учи́тельница. 彼女は先生ではありません。