Урок 2. 名詞・代名詞

  1. 名詞の性
  2. 代名詞
  3. 名詞文(A=B)

1. 名詞

ロシア語の名詞も他のヨーロッパの言語(フランス語・ドイツ語など)と同じようにがあり、全ての名詞が男性中性女性のいずれかに属します。

どの単語がどの性かを見分ける一番簡単な方法は以下の通りです。

ポイント
男性名詞・・・単語の末尾が子音
 中性名詞・・・単語の末尾が ое
女性名詞・・・単語の末尾が ая
 
もちろん例外もありますが、最初はこれだけ覚えておけば十分です。
 
では、練習してみましょう。次の単語を力点(下線部)に注意しながら発音し、同時にそれぞれの性を言ってみましょう。
 
1. кот
/ 2. вода́
/ 3. ли́лия
/ 4. зе́ркало
/ 5.  пти́ца

6. молоко́
/ 7. со́лнце
/ 8. сыр
/ 9. компью́тер
/ 10. мо́ре
                        
どうでしたか?
全部正しく言えたら、ロシア語の名詞の性はもうバッチリです。
 

2. 代名詞

私、あなた、彼、彼女・・・。
これら代名詞はロシア語でどういうのでしょうか。

  単数 複数
一人称 я
мы
私たち
二人称 ты

вы
あなた
вы
君たち・あなたたち

三人称

он

она́
彼女
оно́
それ
они́
彼ら, 彼女たち, それら

ロシア語で「あなた」という時には少し気をつけましょう。

先生・上司・他人など、
「です・ます」をつけて敬語で話す相手には вы

家族・兄弟・親戚・友達など、
自分より年下や親しい間柄の相手には ты を使います。

ポイント
敬語で話す相手には вы
年下や親しい間柄の相手には ты
 

3. 名詞文(A=B)

ロシア語で一番簡単な文
それは、名詞(代名詞)を2つ並べるだけの文です。

ちょっとやってみましょう。

Я учи́тель. (私は先生です。)

ね、簡単でしょう?
英語の “am” “is” “are” のようなものは必要ありません。
ただ名詞(代名詞)をならべるだけでいいんです。

もし「私先生です。」と言いたかったら、
助詞の “то́же” をつかって

Я то́же учи́тель.

こう言いましょう。

次は疑問文です。
「彼は先生ですか?」はロシア語で

Он учи́тель?

元の文にただクエスチョンマークがついて、
イントネーションが変わっただけですね。

最後は否定文
「彼女は先生ではありません

Она́ не учи́тельница.

не を名詞の前に置きます。

ちなみに учи́тельница は女の先生という意味の単語です。

では、最後に名詞文のポイントのおさらいです。

ポイント
Я учи́тель. 私は先生です。
Я то́же учи́тель. 私先生です
Она́ учи́тельница? 彼女は先生ですか?
Она́ не учи́тельница.  彼女は先生ではありません